国連総会がニューヨークで開かれています。安全保障理事会ではロシアに対する各国の批判が相次ぎましたが、ロシア外相のラブロフ氏は逆に西側諸国を批判、批難の応酬となったと報じられています。
Russia’s foreign minister Sergei Lavrov faced off against western powers at the UN Security Council on Thursday, defending the invasion of Ukraine after his US counterpart said Moscow had “shredded” international norms.
The comments came as Russia’s president Vladimir Putin escalated the conflict this week, pledging to mobilise hundreds of thousands of troops and threatening the use of nuclear weapons — triggering alarm around the world.
(Flicia Scwartz. Russia’s Sergei Lavrov trades barbs with western officials at UN Security Council. Financial Times. September 22, 2022.)
記事のタイトルで使われている、"barb"は「とげのある言葉」という意味です。
もっぱら、
trade barbs
exchange barbs
のようなフレーズで用いられます。
"barb"を辞書で引くと、針や鏃(やじり)の一部が逆方向に反り返っている部分(あご、とか、かえり、と呼ばれる部分)を指すとあります。
つまり、とげ(棘)のようなもので、これは有刺鉄線(barbed wire)という単語でも馴染みがあると思います。
ところで、語源に目を向けると、"barb"はラテン語でひげを意味するbarbaから来ているそうです。
ひげと棘。ちょっと質感が違いますが、形状は近いものがありますね。
ちなみに床屋を指す"barber"も同じラテン語から来ています。
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