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2024年1月18日木曜日

zany

旅行でホテルに宿泊すると部屋にアイロンが備え付けてあることがあります。最近の格安ホテルはサービスを削っていますから置いていないホテルも多いかもしれません。海外のホテルなど、長期滞在者向けだと大抵置いてあります。

ところで、その備え付けのアイロンを使うのはちょっと待った方がいいかも!?という話なんですが、詳しくは以下に。


Never use a hotel iron to press your clothes, one expert traveler warned — you don’t know where it’s been.

Gilbert Ott, founder of the travel site godsavethepoints.com, revealed that hotel guests have been known to use the complimentary iron in their room for some zany, off-label reasons. 

“It’s worth inspecting the hotel iron, or testing it on a non-external-facing garment before trusting your soon-to-be crisp white shirt,” he told The Daily Mail.

“Why? Pilots and others notoriously use irons to reheat pizza and other food during layovers,” Ott said.
(Alexandra Klausner. Here’s why you should never use a hotel iron, according to a travel expert. New York Post. January 17, 2024.)


その理由というのが、宿泊客の中には備え付けのアイロンを、


for some zany, off-label reasons


つまり、本来の使用目的でない(off-label)、おかしな(気違いじみた)理由で使うから、なのだそうです。

ここで使われている"zany"という形容詞ですが、上に書きましたように、


変に滑稽な; 頭の少々おかしい
(研究社新英和大辞典)


という意味です。

この"zany"という形容詞の成り立ちは面白いものがあります。

イタリアの喜劇によく出てくる召使い役の名前、ジョバンニ(Giovanni)が訛った、Zanniから来ているというのです。

この召使い役は道化役でもあり、その名前は滑稽な身振りの代名詞ともなり、形容詞の"zany"につながったというものです。

さて、アイロンの"zany"な使用方法については、記事中に明かされていますが、ピザを温めたり、ステーキを焼くというものだそうです。

また、湯沸かしポットをインスタント麺の調理に使うという事例も取り上げられており、こちらは想定内ですが、アイロンの熱で調理するというのは聞いたことがありませんでした。

ピザを載せたり、生肉に押し当てたかもしれないアイロンでシャツやズボンのシワをのばしたいとは勿論思いませんが、口に入れる物をシャツやズボンに当てたアイロンの面を使って温めるのは同じくらい躊躇するところですが!?


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