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2024年8月22日木曜日

lawyer up

イタリアのシチリア島の沖合でヨットが転覆した事故で、行方不明になっていた乗員の遺体が回収されたそうです。

ヨットはイギリスの実業家が所有するもので、幼児を含む20人以上が乗船していたようですが、突然の竜巻に巻き込まれて転覆。15名は救助されましたが、6名が行方不明、ダイバーによる捜索が続いていました。

今朝見た報道によれば、このうち5名の遺体が回収されたとあります。

救助された人も、不幸にして亡くなった人も、とんだ災難というところでしょうか。

事故処理が一段落したら賠償の話に移りますが、ヨットの所有者と船長の責任が問われるのは必至です。


The operator of the superyacht that sank during a violent storm off the coast of Italy this week is likely to face legal troubles over the deadly tragedy, according to maritime law experts.

But the success of any potential lawsuit is up for debate.

Three maritime legal experts told Business Insider that the operator and owner behind the now-sunken luxury sailing yacht called the Bayesian should lawyer up in anticipation of possible claims from families of the dead or the survivors themselves.
(Natalie Musumeci. The superyacht tragedy will likely spark legal drama. Business Insider. August 22, 2024.)


引用した記事のくだりで、


the operator and owner… should lawyer up …


という部分があります。

ここで"lawyer"という単語が使われていますが、すぐに意味を掴めないでいました。that節の文になっていたり、主語となる部分の後に色々修飾語句があったりして少し複雑なのもあるのですが、"should"という助動詞に続いて使われていますので、ここでの"lawyer"は名詞ではなく動詞で使われているということに気付くのに少しかかりました。

"lawyer"という単語に動詞の意味があるのか?と引っかかったのです。"lawyer"は弁護士という名詞だというのがまずは頭にありますよね。

手元の辞書を引くのですが、"lawyer"のエントリで動詞の意味を載せているものはありませんでした。ネットを検索すると、"lawyer up"で、


弁護士を立てる、選任する


という意味で使われると分かりました。

アメリカ英語のインフォーマルな言い回しのようです。


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