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2013年2月15日金曜日

過干渉な親は日本だけではなかった ― hyper-parent

昨今、子供の大学への入学式やさらには入社式に付き添う両親や、会社の上司に自分の息子や娘の給料を直談判する、異常なまでに過干渉な親の存在というのがメディアなどで取り上げられたことがありましたが、そのような現象は日本だけではないようです。

こうした過干渉な親というものは子供のことを深く思っているつもりかもしれませんが、そのような過干渉が子供をうつ病にする可能性があるという調査結果があるということですから、過干渉な親御さんにはちょっとした冷や水になるのでしょうか。


Hyper-parents can make college aged children depressed-study

(Reuters) - Turbo-charged parents still running their university-aged children's schedules, laundry and vacations could be doing more harm than good with a study on Wednesday showing these students were more likely to be depressed and dissatisfied with life.

Researcher Holly Schiffrin from the University of Mary Washington in Virginia found so-called helicopter parenting negatively affected college students by undermining their need to feel autonomous and competent.

Her study found students with over-controlling parents were more likely to be depressed and less satisfied with their lives while the number of hyper-parents was increasing with economic fears fuelling concerns over youngsters' chances of success.
(Belinda Goldsmith. Hyper-parents can make college aged children depressed-study. Reuters. February 13, 2013.)


ここで、過干渉な親のことを、


hyper-parents


と表現しています。"hyper-"とは、過度、過剰を意味する接頭辞ですが、"parent"(親、あるいは親の役目を果たすという動詞)について、過干渉な親、という意味で用いられているものと思われます。

辞書には載っていませんが、そのうちエントリに入る日も近いのかもしれません。

以前、過保護な親ということでは、"helicopter-mom"という表現を取り上げました。

上記引用でも、"helicopter parenting"という表現が出てきます。

関連記事をいくつか拾い読みしてみたのですが、このような過干渉な親を指すのに、


turbo-charged parents
hyper-involved parenting
overly controlling parents (over-controlling parents)


など色々な表現が使われています。


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