水道水にフッ素を添加することで虫歯予防になるといわれているそうですが、その一方、フッ素の過剰摂取は健康被害をもたらすという専門家もおり、オーストラリアでちょっとした論争になっているそうです。
Doctors and dentists say scaremongering about fluoride in water must stop.
The Australian Dental Association has condemned the Queensland government's decision to let councils decide if fluoride should be added to their water supplies.
Some have already opted to dump it and dentists say it will put the oral health of entire communities at risk.
Australian Dental Association president Dr Karin Alexander says the decision should not rest with 'ill-informed' local councils.
'The stupidity has to stop,' she said in a statement.
'The public purse will ultimately have to pay for this decision when levels of dental disease and dental decay start to massively increase.'
Australian Medical Association president Dr Steve Hambleton says adding fluoride to water is one of the most cost-effective health investments governments can make.
(No need for fluoride fears- doctors. Skynews.com.au. February 13, 2013.)
日本の水道水にはフッ素は入っていませんが、過去にはフッ素の添加が議論されたこともあったそうです。知りませんでした。フッ素と言えば、小生がまだ小学校くらいの時分に学校でフッ素塗布があったことを覚えているくらいです。最近はあまり聞きませんが、もうやっていないのでしょうか。
さて、今日の単語は、上記の引用の冒頭に出てくる、"scaremongering"です。
"scare"と"monger(ing)"の2つからなる単語であることは見て明らかですが、この"monger"に覚えはありますか?
以前取り上げましたが、"monger"は、他の名詞について、~屋、~家、といった、職業や専門家を意味する単語を作る接尾辞のような働きをします。ただ、その響きには少し軽蔑的なところがあるというのが特徴です。
"scaremonger"とは、"scare"(恐怖、不安)を必要以上に煽る人のことを意味し、これは職業や専門家の類ではありませんが、そこを敢えて、~屋、~家、といった呼称で呼ぶことでアイロニカルな響きがあります。
上記のコンテクストでは、"scaremongering"という動名詞の形で用いられていますので、不安や恐怖を煽って世間を騒がす行為そのものにフォーカスがあてられています。
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