唐突ですが、鴨の羽色ってどんな色かご存知でしょうか?
英語では、"teal"と言いますが、辞書を引くと青緑色などとされています。"teal"とはコガモのことでもあり、鴨の羽のやや濃い青緑色が"teal"と呼ばれるようになったそうです。(ちなみにこんな色です。)
そして、この鴨の羽色は食物アレルギー啓発に使われている色なのだそうです。ピンクリボンは乳がんの啓発、薄青色が糖尿病の啓発ですが、食物アレルギーについても色があり、それが鴨の羽色という色だとは知りませんでした。
Households across the U.S. this Halloween are displaying hand-painted teal-colored pumpkins on their porches and lawns, a signal that children with food allergies can safely trick-or-treat there.
The Teal Pumpkin Project, being promoted as a new tradition by Virginia-based nonprofit Food Allergy Research & Education (FARE), aims to help raise awareness about food allergies by providing non-food treats for trick-or-treaters.
(中略)
Teal, a dark blue-green, is the long-established color of food allergy awareness. Parents can visit the FARE website to download and print fliers and learn about common allergens (www.foodallergy.org).
(Daniel Gaitan. Painted pumpkins raising awareness about food allergies. Reuters. October 28, 2014.)
さて、今週末はハロウィーンです。
私個人としてはあまり実感がないというのが正直なところですが、街中はオレンジ色のカボチャを始めとしたハロウィーンの飾り付けに溢れています。
"Trick or treat"は子供たちが楽しみにしているハロウィーンの1つのハイライトです。コスチュームで変装した子供たちが近所を訪問し、お菓子を集めますが、深刻な食物アレルギーを抱える子供にとっては、不用意にもらったお菓子を食べてしまうことによるアレルギー症状のリスクが付きまといます。
"teal pumpkin project"とは、カボチャを鴨の羽色に塗装し、お菓子以外(フーセンなどのおもちゃ)を子供に提供する準備がある、ということを知らせる試みなのだそうです。
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