酔っ払いのことを表現するのに"pie-eyed"というものがあるそうです。面白い表現ですね。
The NIH estimates that about 17 million Americans have a drinking problem — and that only a small fraction get treatment.
New Year's resolutions rarely work, and scientists say there is no one-size-fits-all cure for those who are perpetually pie-eyed.
So the NIH is hunting for new medications that target the brain’s addiction cycle in different ways to find out which options work best in which drinkers.
(Bob Fredericks. This fully stocked bar comes with everything but alcohol. New York Post. January 1, 2015.)
新年から酔っ払い関連の単語が連続して恐縮ですが、年末年始ということでとりわけアルコールが話題になるということもあるのでしょう。また、アルコール依存症がアメリカで大きな社会問題になっているということの裏返しでもあると思います。
さて、なぜ、"pie-eyed"というのでしょうか?
"pie"とは食べ物のパイ、とくにピザを指したりもしますが、その“パイ”のような目を形容したものであるというのが一説です。“パイのような目”とは、酔っ払った人の目が焦点定まらず、特に瞳孔が大きく開いている様を指しているそうです。
また、別の説は、"pie"(pi)とは印刷業界の専門用語で、ごちゃまぜになった活字を意味することから、酔っ払った人が訳の分からないたわ言をしゃべることを形容したもの、ということです。
個人的には、後者の説は"eye"を説明していないので、どちらかというと前者の説の方が説得力があるように思われます。しかしながら、“ごちゃまぜになった”(mixed-up)は酔っ払いのたわ言のことを言っているのではなく、(酔っ払ってしまって)視点が定まらない様子を表現したものであるという説もあり、そうするとこちらの説も説得力が出てくるように思われます。
結局のところ、"pie-eyed"の語源についてはよく分かっていないということのようです。
初出は1904年ということですから、あまり古い表現ではありません。
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