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2015年4月10日金曜日

thin crowd

アップルウォッチがいよいよ予約受付開始だそうです。

東京、ニューヨーク、パリ・・・、各国の都市に展開しているApple Storeでお目見えしたそうです。販売はまだで予約のみの受付だそうですが、ストアでは15分限定で“試着”できるそうです。


The arrival of the Apple Watch in stores Friday failed to draw the same crowds that greeted the launch of the iPhone 6—but this may be a sign that Apple fans are prepared to queue overnight to buy, but not just to try.

For the next two weeks, visitors to the stores can only look at the watches or—by appointment—try them on for 15 minutes.

They can also preorder the watch, which won’t go on sale until April 24, but since this is done via Apple’s online store, they could just as easily order at home, or through Apple’s mobile app.
(Peter Sayer. Apple Watch greeted by thin crowds in stores, suggesting fans prefer to buy, not fondle. PC World. April 10, 2015.)


かつて、iPhoneの発売日前には徹夜組は言うに及ばず、ファンが大挙して押し寄せたという報道がされていますが、今回のApple Watchに関してはそれほどでもなかったようです。

記事のタイトルで使われている、"thin crowds"という表現に、おや、と思いました。

"thin"と見れば(聞けば)、すぐに“薄い”、“痩せている”、という日本語が反射的に浮かんでしまいますが、


人の入りが少ない
まばらである


という意味もあることを、不勉強ながら知りませんでしたので、"thin"が"crowd"を形容する修飾語でもあることを今日初めて知りました。

コーパスで"thin"が形容する名詞を検索してみると、圧倒的に多いのはやはり“薄い”、“痩せている”という意味につながる名詞です。"crowds"はかなりマイナーであることも分かりました。

つまり、"thin crowds"はあまり使われないということでしょうか?

アップルウォッチに関する今日のニュースを斜め読みすると、同様のヘッドラインは下記のようなものが見られました。


Muted Debut for Apple Watch With Sparse Crowds in Europe and Asia
(Bloomberg)

Apple Watch debuts with sparse crowds
(CNN)


コーパスでもそうでしたが、"sparse"という形容詞の方が、"crowd"とは親和性があるようです。


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