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2015年8月25日火曜日

常套手段 ― playbook

たまたまですが、2つの記事の見出しで"playbook"という単語が目に留まりました。

1つ目は以下です。


Jeb Bush Takes a Cue From Donald Trump’s Playbook: Punch Back
(The New York Times. August 24, 2015.)


記事中で"playbook"が使われている個所は以下です。


After enduring those slings and arrows for weeks, to the mounting dismay of supporters, Mr. Bush, the former Florida governor, and his aides have decided to venture outside their comfort zone and borrow a page from Mr. Trump’s playbook: Hit back, with force and creativity, over and over again in the coming weeks.
(ibid.)



そして、2つ目は以下です。


Isolated Kim Relies on Old North Korea Tensions Playbook
(Bloomberg. August 24, 2015.)


記事中で"playbook"が使われている箇所は以下です。


Faced with a dilapidated economy and drought at home, and potentially pressured by senior officers in his military to show some mettle, Kim resorted to an old North Korean playbook -- pick a fight to force concessions from South Korea on trade and aid. It’s also a warning to Park against taking North Korea lightly in her dealings with China, Japan and the U.S., all of whom have urged Kim to abandon his nuclear weapons program.
(ibid.)


"playbook"という単語に注意を払ったことはありませんでしたが、こうして2つの記事で使われているのを見るとそれがきっかけになって理解が深まるというものです。

"playbook"をランダムハウス英和辞書で引くと、


台本、脚本
ゲームのやり方を解説した本
(アメフト)チームが行う連係プレーや作戦を図解付きで記したノート
(商業的、政治的キャンペーンのための)計画・戦術


などとありました。

引用した記事での用例はいずれも、“計画・戦術”といった意味合いで使われていると解釈できますが、"playbook"という表現には"plan"や"strategy"では置き換えることができないようなニュアンスを感じます。これは記事のコンテクストも関係しているのでしょうが、そもそも"playbook"が演劇の台本を意味していたことと無関係ではないのではないかと思います。

舌鋒鋭い大統領候補のDonald Trump氏にしろ、威嚇や恫喝で諸外国との緊張を高めることばかりに長けている北朝鮮の指導者にしろ、その"playbook"には、いつものアレ、というような意味合いが見え隠れします。

ある意味、常套手段、と言ってもいいのかもしれません。


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