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2018年12月11日火曜日

neti pot

Brain-eating amoebaというおっかない病原体のことを何年か前にニュースで知ったのですが、汚染されている水を飲んだりすることで脳内に致死的な症状を引き起こすらしいです。

引用する記事は高齢の女性がこのアメーバに侵されてしまったというものなのですが、”neti pot”なるものが原因ということで、この”neti pot”とは何ぞやというのが今日のテーマです。


A Seattle woman has died after contracting a a rare brain-eating amoeba from using tap water in a neti pot - which turned her brain into 'bloody mush'.

Doctors had prescribed the woman, 69, to use the pot to flush out her nasal cavity after she'd been suffering from a persistent sinus infection.

But she used Brita-filtered water instead of sterile water and soon developed a strange rash on the bridge of her nose.

Unbeknownst to her, over the course of the next year, an amoeba was gnawing away at the woman's brain tissue.
(Natalie Rahhal. Woman killed by a rare brain-eating amoeba which 'turned her brain into a bloody mush' after she used a NETI POT to treat her sinus infection. The Daily Mail. December 8, 2018.)


記事のタイトルでも使われているのですが、本文を読んでみてそれが、


The pot to flush out her nasal cavity


ということが分かり、これはつまり鼻洗浄のための器具であると分かります。

この”neti”という名称については固有名詞の類が一般名詞化したのかと最初想像したのですが、そうではありませんでした。

鼻洗浄という考えは古代インドに通じるらしく、ウィキペディアによりますと、サンスクリット語でJala-netiとは水で鼻を洗浄することを指すそうです。

つまり、”neti”とはサンスクリット語で鼻(nose)を指すのでした。

何だかとても博識になったような気分です。


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