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2020年10月14日水曜日

e pluribus unum

よく晴れて気持ち良いので、日が暮れないうちにと思って、久しぶりに自転車に乗って近所の図書館に行きました。

新型コロナウィルス感染拡大から遠ざかっていましたが、入り口で手指消毒と入館申告をして中に入ると、席は間引きされており、短時間利用を呼び掛ける立て札があちこちに。

特に目当ても無く、新聞・雑誌のコーナーに行き、目に留まったのがタイム誌でした。

今年の話題の100人を特集した号を手に取ってぱらぱらとめくります。

LeadersのセクションでJoe Biden氏が目に留まったので読んでみたという訳です。


Dr. Martin Luther King Jr. once intoned, “The ultimate measure of a man is not where he stands in moments of comfort and convenience, but where he stands at times of challenge and controversy.” Our delicately constructed institutions are fraying. The motto on our Great Seal, e pluribus unum, “out of many, one,” seems beyond reach. Presidential leadership is woefully lacking. In short, the state of our union is uncertain. I don’t take my endorsement of a presidential candidate lightly, but the nation’s circumstances and Dr. King’s admonition were on my mind when I stood up on Feb. 26 and declared, “I know Joe, we know Joe, but more importantly, Joe knows us.” I meant what I said that day.
(JIM CLYBURN. Joe Biden. TIME. September 22, 2020.)


上記に引用させていただきましたが、ラテン語のフレーズが出てくるので、今日はそれを取り上げることにしました。

e pluribus unum


は、ラテン語とあってはさすがに補足が必要と判断されたのか、記事中に英訳されており、


out of many, one


ということになりますが、日本語だと、多数から1つへ、となります。

最初のe (ex)は前置詞で、pluribusが多数を意味するplusの奪格形、unumは単一、ひとつの意味です。

アメリカ合衆国が多数の州から構成されているという意味だそうです。

また、アメリカという国家が「人種のるつぼ」と言われるゆえんだと思いますが、様々な人種の人たちがアメリカという一つの国を形成している、ということでしょう。(現実は、黒人問題、LGBT、妊娠中絶、移民問題、パンデミック、等々、数え上げればキリがないくらい、多くの問題で対立が生じ、引き裂かれています。)

このラテン語のモットーはアメリカの国璽や硬貨に用いられています。

思い出して20年前に滞在した際に持ち帰った25セント硬貨を見返してみました。

特にコインランドリーでは必需品なので、クオーターは貯めていたんです。

表面の“In God We Trust”の刻印と共に、裏面にちゃんと刻印されていましたね。



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