同じ言葉を繰り返したり、韻を踏む似たような語を重ねた表現で、reduplication、reduplicativesなどと呼ばれます。
当ブログでも度々取り上げてきました。
引用した記事は、2020年の新車販売台数に関するもので、ご存知のようにパンデミックの影響で例年よりも大きく下回ったというものです。
Automakers sold an estimated 14.5 million vehicles in 2020 — down about 15% from a year earlier and the lowest level since 2012 — as the coronavirus pandemic disrupted the industry's long winning streak.
(Joan Muller. Automakers' topsy-turvy year ends on a high note. Axios. January 6, 2021.)
記事のタイトル部分で“topsy-turvy”が使われています。ちなみに、Forbesの記事でも同じ話題ですが、この表現が使われています。
Auto Sales Are Down, But Dealer Profits Are Up, In Topsy-Turvy 2020
(Jim Henry. Auto Sales Are Down, But Dealer Profits Are Up, In Topsy-Turvy 2020. Forbes. December 23, 2020.)
さて、解説が後回しになってしまいましたが、“topsy-turby”というのは、無茶苦茶な、混乱した、とか、あべこべの、真っ逆さまの、といった意味です。
引用した記事のコンテクストでは「無茶苦茶な、混乱した」という意味がぴったりでしょうか。あるいは新車販売台数が急転直下、真っ逆さまの減少を辿ることになったことを言っているのかもしれません。
topsy-は、“top”から、-turvyの方は、“overturn”から来ていると辞書の解説にあります。
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