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2021年1月26日火曜日

feel in one's bones

小説を読んでいましたら、"feel it in my bones"という表現に出くわしました。

意味は何となく分かりましたが、辞書を確認すると、


直感する、ピンとくる; (・・・ではないかと)感じる
(ランダムハウス英和辞書)


とありました。

手元にあるCollins-Cobuild Dictionary of Idiomsでは、"feel something in your bones"というエントリで、


If you say that you can feel something in your bones, you mean that you feel very strongly that you are right about something, although you cannot explain why. Verbs such as 'know', 'believe', and 'sense' are sometimes used instead of 'feel'.


と説明しています。

微妙に意味は異なるかも知れませんが、自らの直接的な感覚を表現する日本語として、「肌で感じる」という表現があります。

日本語では肌という外部にさらされた表面で感じることを、英語では骨という体の奥深くの見えない部分で知覚するという違いは興味深いものがあります。

骨(bone)という体の部位に対するこのような捉え方は不思議に思われましたが、Merriam-Websterで"bone"の意味を確認すると、解剖学的な骨という部位の意味以外に、"essence, core"という意味があり、また"the most deeply ingrained part"とも定義されており、自分自身が感じる、知覚するものというのは、体の奥深くに根差しているというその感覚も少し理解できるように思われました。

Collins-Cobuildの例文を引用します。


Joe, I have a hunch you're going to lose tonight. I just feel it in my bones.


先に引用した解説にあるように、動詞は"know"であったり、"believe"であったり、その他の動詞で代用されることもあります。



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