バイデン大統領が副大統領時代の機密文書が私的な書類に混じって発見されたと報じられています。
ワシントンD.C.のバイデン氏の個人事務所で見つかったもので、外交関係の機密情報を含んでいるとされ、機密文書の管理の杜撰さが波紋をよんでいます。
Among the items from Joe Biden's time as vice president discovered in a private office last fall are 10 classified documents including US intelligence memos and briefing materials that covered topics including Ukraine, Iran and the United Kingdom, according to a source familiar with the matter.
(Exclusive: US intelligence materials related to Ukraine, Iran and UK found in Biden's private office, source tells CNN. CNN. January 10, 2023.)
機密文書管理の問題を巡っては、トランプ元大統領がマール・ア・ラーゴの別荘に大量の機密文書を不適切に保管していた問題が思い起こされます。
バイデン氏はトランプ氏の杜撰さを厳しく非難しただけに、今回の件はいわゆるブーメランの感を免れません。
当然というか、トランプ氏の矛先はこの件に向けられているようです。
Trump has responded with a spate of social media posts lampooning Biden and publicly egging on the FBI to search Biden's offices and even the White House for mishandled documents.
(ibid.)
引用したくだりの部分で、
egging on
という表現が使われています。卵(egg)にこんな動詞の意味があったのかと辞書を引いたところ、"egg on"は、
扇動する、そそのかす
という意味なのでした。
しかもここでの"egg"は卵の"egg"ではなく、また別の単語なのです。
語源解説を見ますと、ここでの"egg"は、"edge"と同根の単語で、"edge"は古ノルド語でegg、古英語ではecgという綴りであったそうです。
知りませんでしたねぇ。
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