Z世代に近頃流行るもの・・・。
デジタルネイティブなどとも呼ばれる現代の若い世代に人気なのが、意外にも、
flip phone
なのだそうです。
"flip phone"というのはいわゆる「ガラケー」のことです。
First, it was disposable cameras. Then it was low-rise jeans. Now, Gen-Z's latest "vintage" obsession is the flip phone -- that mid-1990s era phone that has suddenly become oh so popular with millennials.
Today, these smaller, lightweight devices -- some available for as little as $20 at big box retailers like Walmart and Amazon -- are showing up in TikTok videos of young people unboxing them, bedazzling their cases just as earlier generations did, and filming tutorials on achieving a carefree, blurry aesthetic through the low quality camera.
But most importantly, they love the ability to disconnect -- or as much as that's even possible in 2023.
(Ramishah Maruf. Gen Z has a new 'vintage' technology to obsess over. CNN. January 16, 2023.)
"flip phone"は、
a cell phone with a hinged body that opens and closes
(Merriam-Webster Dictionary)
と定義されており、ガラケーの多くがそうですが、折り畳み式になっている端末を指しています。
"flip"という動詞にはサッと取り出したり、パッとめくったり、素早い動作を示す意味があります。折り畳み式の端末を片手で素早く開く様が"flip phone"の名称になったものと思われます。
ガラケーがZ世代にに受ける背景には意外にもスマホ疲れみたいなものもあるようです。あらゆる機能が揃っているスマホと比較すれば、ガラケーではSNSやリアルタイムでのチャット機能も制限されるでしょうし、GPS機能もありません。カメラやビデオは画質も劣ります。記事ではガラケーで撮ったボヤけた写真がまた良いのだという若者のコメントも見えます。
このような懐古趣味は、例えばネットストリーミングの時代にアナログレコードやカセットテープが懐かしがられるというのと同じかと思います。
小生はと言えば、アナログ盤は数枚を実家に残すのみですが、カセットテープは30年以上前のものを未だラジカセで聴いていますし、クルマでも再生可能という、最新テクノロジーには縁の無い生活を送っております。
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