最近30日間のアクセス数トップ3記事

2024年3月14日木曜日

honey wagon

飛行機のトイレを利用したことがある人は直ぐに思い浮かぶと思いますが、地上のトイレと違い、水洗ではなく、結構大きな音を立てて吸引する仕組みになっています。

その仕組みについて取り上げた興味深い記事を読みました。

あの強力な吸引力は空高く飛行する航空機内部と外部の気圧差を利用したものだそうですが、上空で水洗というのは不都合があり使えないために考案された特許技術なのだそうです。

故に、離陸前や着陸時には機内のトイレは利用できないということになるのですが、そんなこと考えてみたこともなかったです。

ところで、トイレ利用後、結局のところ、アレはどうなるのか?という、これまた多くの人が関心を持っていると思われる話題では、以下のようなくだりがあります。


Then, of course, there’s the age-old question of where the contents go after getting flushed.

Contrary to popular belief, waste matter isn’t just shot out of the airlock into the sky a la “Goldfinger,” but rather goes into pressured waste tanks, which are generally located at both the rear and front of the aircraft.

These are then emptied into “honey wagons,” special waste disposal vehicles that transport the contents to the airport for processing.
(Ben Cost. What makes airplane toilets so ‘extraordinary’? Flight experts explain why they suck — in a good way. New York Post. March 13, 2024.)


小生も漠然と高度何万フィートという上空だから、撒き散らしているのではなどと思っていましたが、そうではないそうです。

ちゃんと航空機前後部にタンクがあり、そこに溜め置かれるのです。

そして着陸後は、


honey wagon


に・・・、ということなのですが、この表現を知りませんでした。

"honey wagons"とはバキュームカー、すなわち屎尿運搬車を意味する単語なんですね。

なぜ、"honey"(ハチミツ)なんでしょう?

アレの色がハチミツの色に似ているからだそうです(笑)

この他、記事では、機内トイレがトラブったらどうなるか、高度何万フィートで撒き散らされるアレは氷点下の外気温でたちまち凝固し、業界では"blue ice"と呼ばれる、など興味深い内容です。

以前取り上げた、"porta potty"もご覧下さい。

お食事中の方には失礼しました。


0 件のコメント:

コメントを投稿