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2015年3月12日木曜日

不幸中の幸い ― count one's lucky stars

先週、駐韓アメリカ大使が暴漢に襲われるという事件がありました。右頬をナイフで切りつけられ流血した痛ましい写真が世界を駆け巡りました。

幸いにして命に別状はなく、5日後に大使は無事退院したということですが、重傷を負ったことには違いなく、ニュース記事の写真では頬の手術跡がはっきり分かります。

その後の大使を伝える記事から引用します。


Ambassador Mark Lippert said Wednesday he's "counting his lucky stars" that a scary knife attack in South Korea last week didn't inflict even more damage.

Lippert had a long cut visible on his right cheek as he gave his first sit-down interview since a crazed assailant slashed him in Seoul on Thursday.

"I feel pretty darned good," Lippert told NBC's "Today" show. "I feel incredibly lucky. I feel really blessed. I'm counting my lucky stars. I do feel like someone was watching over me."
(David K. Li. Ambassador 'counting his lucky stars' after knife attack. New York Post. March 11,2015.)


大怪我を負ったにも関わらず大使はよほど気丈な人と見えます。退院後の大使のコメントは、


I'm counting my lucky stars.


この表現は初めて見るものでしたが、恐らく“幸運に感謝している”というくらいの意味になるのでしょう。辞書を当たりましたが載っていませんでした。

実際、ナイフの傷は頚動脈を数センチ外し、また顔面神経から逸れていた、ということらしく、大事に至らなかったのは不幸中の幸いだったのかも知れません。


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