ナルシズム(自己愛)には男女により差がある、という研究報告が話題です。
BUFFALO, N.Y. – With three decades of data from more than 475,000 participants, a new study on narcissism from the University at Buffalo School of Management reveals that men, on average, are more narcissistic than women.
Forthcoming in the journal Psychological Bulletin, the study compiled 31 years of narcissism research and found that men consistently scored higher in narcissism across multiple generations and regardless of age.
(Matthew Biddle. Study: Men tend to be more narcissistic than women. UB News Center. March 4, 2015.)
年齢に関わらず、男性の方が女性よりも自己愛傾向が強いそうです。
記事によると、この報告書の研究では数百の文献を調査する過程で、ナルシズムの傾向をリーダーシップ、自己顕示、特権意識、といった側面で評価したところ、最も男女差が見られたのが特権意識だったということです。(この特権意識というのは私が勝手に訳したものですが、英語では"entitlement"となっていますが、他人に先駆けて自分に権利があると考えるような傾向のことを指すようです。)
さて、今日の単語は、"narcissistic"です。ご存知の方も多いと思いますが、ギリシャ神話に出てくるナルキッソス(Narcissus)に由来する表現です。
ナルキッソスは湖面に映った自分の姿に見惚れてそのまま動くことができず、果てにスイセンになってしまいました。Narcissusはスイセン(属)の学名でもあります。
ちなみに、ナルキッソスは男性でした。自己愛傾向が女性よりも男性で強いというのは神話を踏襲しているのでしょうか。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿