このところ刑務所脱走のニュースを聞くことが多いような気がします。ついこの間は、たしかニューヨークの刑務所で囚人2人が脱走し、1人が射殺、もう1人も逮捕されました。
今度の舞台はメキシコの刑務所ですが、脱走を許してしまったのが2回目ということですから呆れます。
Joaquin Guzman, a.k.a. "El Chapo," who escaped a maximum-security prison Saturday, could be gone forever if he isn't found soon, warns Michael Vigil, a retired U.S. Drug Enforcement Administration chief of international operations. An intense manhunt is underway to find him before his trail goes cold — and he regains command of the powerful, violent Sinaloa drug cartel.
(The Short List: Frantic search for Mexican drug lord; Greek bailout; Walmart vs. Amazon. USA Today. July 13, 2015.)
尤も、メキシコという国は麻薬と汚職、賄賂が蔓延るお国だということで、今回の脱獄も刑務所内の協力者がいるのではないかと言われています。
メキシコ当局については2度も脱獄されているのは面目丸潰れということで、大規模な捜索が始まっていますが、これについても時すでに遅し、という雰囲気なのだそうです。つまり、
his trail goes cold
かもしれない、ということなのです。
"trail"(道)が"go cold"というのは、足取りがつかめなくなってしまうということを意味しています。
"trail"には、動物など獣が残した足跡であったり、臭いの跡を意味しています。時間が経つにつれてこうしたものは失われてしまいます。
この表現は辞書には載っていないようですが成句としてほぼ定着しているようです。
The trail has gone cold.
The New York State Police on Wednesday released computer-enhanced photos of the men, trying to estimate what they might look like after being on the run, and authorities insisted they would not relent in their hunt.
(New York Prison Break: Authorities Vow to Catch Killers as Trail Goes Cold. NBC News. June 17, 2015.)
上記の引用は冒頭でも触れたニューヨークでの脱獄囚に関する記事からのものです。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿