クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空の旅客機が消息を絶ったのは2014年3月のことでした。以降、事故なのかテロなのか、どこに墜落してしまったのかもわからず1年半以上が経過しました。
ところが、不明機のものと思われる残骸がフィリピンのジャングルで見つかったというニュースが入ってきました。
Plane wreckage containing 'many skeletons' and painted with the Malaysian flag has reportedly been found in the Philippines, prompting speculation it could be missing Flight MH370.
Police confirmed they had received reports of the discovery in thick jungle on the remote island of Sugbai in Tawi-Tawi province.
An audio technician, Jamil Omar, contacted police in Malaysia to say his aunt, Siti Kayam, had stumbled upon the wreckage while she and others were hunting for birds.
Police commissioner Jalaludin Abdul Rahman, based in neighbouring Borneo, said the woman claimed she climbed into the smashed fuselage and saw skeletons.
(Daily Mail. October 12, 2015.)
"fuselage"という見慣れない単語を取り上げます。"fuselage"というのは(飛行機の)機体のことです。ここではおそらく翼が取れてしまった胴体部分だけのことを指しているものと思われます。
(翼が取れてしまったと)なぜ分かる?
"fuselage"の語源はフランス語fuseだそうですが、元々の意味は糸紡ぎの軸棒を指すものだったそうです。その紡錘形(チューブのような形状)から、機体の胴体部分が"fuselage"と呼ばれるようになったのです。
ちなみに爆弾の信管を意味する"fuse"(電気のヒューズとはまた別です)も、その形状から生まれたものです。
ところで、不明機の残骸とされるニュースについて、事実ならばトップニュースの扱いかと思いますが、情報の信憑性に疑問符がついているらしく、どうもそうではなさそうです。
詳しくは記事をお読みいただければと思いますが、これまでの捜索過程(唯一の残骸として、翼部と見られる残骸がインド洋のReunion島で見つかっています)からすると、機体部分がフィリピンのジャングルで見つかるというのは考えにくいことだそうです。
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