小生はここ数年海外を訪問する機会が全くありませんので時差ボケに悩まされたという経験もずいぶん昔の記憶なのですが、アメリカやヨーロッパの都市を訪問する際に困るのが時差ボケ(jet lag)であることは誰もが同意するところではないかと思います。
ところが、最近は時差ぼけの対処法も進歩したようです。下記のような記事に目が留まりました。
Study finds new potential treatment for jet lag
CNN - Jet lag might be the worst part of long-distance travel, especially when it leaves you feeling tired, cranky and off-kilter for days.
But scientists at Stanford University say there may be a way to prevent jet lag without medication or adjusting your sleep schedule.
A team of researchers led by neurobiologist Jamie Zeitzer is working on a technique that exposes people to short flashes of light while they sleep to help them adjust more quickly to time zone changes.
(Emanuella Grinberg. Study finds new potential treatment for jet lag. CNN. February 8, 2016.)
その対処法というのは、睡眠中に人工的な光を当てることによって体内時計を調整するということのようですが、具体的な対処法については記事をお読みいただければと思います。
取り上げたいのは引用した部分に出てくる、
off-kilter
という表現です。
時差ボケの症状について言っているものですが、この見慣れない表現は辞書で"kilter"のエントリをチェックするとなるほどと思うはずです。
"kilter"は、
好調な状態、正常な状態、整った状態
という意味なのですが、そのような肯定的な意味で使われることはまれで、その反対の意味でもっぱら使われるようです。それが、
off kilter
out of kilter
といった表現です。
では、"kilter"とは一体どこから生まれたのか?
これについては、どのソースを見ても「語源不詳」ということになっており、謎に包まれています。
2016年2月11日木曜日
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