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2018年8月22日水曜日

Anglocreep

私自身そうなのですが、英語を勉強したり使ったりするその中で、アメリカ英語とイギリス英語の違いを特に気に掛けるということがありません。

話す、聞くという面では、どちらかと言えばアメリカ人と交流することが多かったせいでしょうか、耳が慣れているのはどちらかと言えばアメリカ人の発音で、イギリス人の発音は特徴がありますが、あまり慣れていない、ということがあります。

一方、単語、表現の面では、イギリス英語とアメリカ英語で異なるものがあるということを知識として知っていますが、それはネイティヴが肌感覚として持っているものとは異なるレベルの話だと思っています。

例えば、アメリカではエレベーター(elevator)ですが、イギリスではリフト(lift)、と言いますが、アメリカ人が、あるいはイギリス人がお互いの表現に対して感じる違和感のようなものは日本人として持ちえない感覚のように思われます。

イギリス人は自国語、もちろんそれは英語なのですが、イギリス式の英語に自尊心があり、アメリカ英語が入ってくることに対して嫌悪感を持っている人もいるということを聞いたことはあります。

ところで、現代においてはその逆、すなわちイギリス英語がアメリカ英語に侵食しているという現象がみられるそうです。

これを、"Anglocreep"と呼ぶらしく、興味深い記事を見つけました。


Over the years, folks in the U.K. have lamented the American influence on British English. Paul McCartney’s father famously reacted to the lyrics “She loves you, yeah, yeah, yeah” by asking his son, “Couldn’t you sing, ‘She loves you, yes, yes, yes?’ There’s enough of these Americanisms around.”

But what many Brits don’t seem to realize is that the opposite trend may be even more profound. It’s a phenomenon called “Anglocreep” ― the subtle flow of Britishisms into American English. Since 2011, Ben Yagoda, author of How to Not Write Bad, has been tracking Anglocreep on his blog, Not One-Off Britishisms.
(Caaroline Bologna. 13 Britishisms That Have Invaded American English. Huffington Post. August 21, 2018.)


イギリス英語がアメリカ人の間で使われる背景には様々なものがあるようですが、そもそも使っている表現がイギリス英語から来ているということが知られずに入ってきているというものもあるそうです。

記事では13の表現が取り上げられています。

いくつ分かりますか?


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