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2018年10月3日水曜日

session high

日本でもある程度定着してきた感のある電子タバコ。アメリカでは、Juulというブランドの電子タバコが若者を中心に流行っているそうですが、厚生当局は喫煙の低年齢化を懸念し、電子タバコメーカーに対する抜き打ち査察に踏み切りました。


The Food and Drug Administration seized "thousands of pages of documents" in a surprise inspection of e-cigarette maker Juul's San Francisco headquarters last week, the agency said Tuesday.

The FDA is looking into the company's marketing practices as Commissioner Scott Gottlieb calls teen use of nicotine vaping devices an "epidemic."

(中略)

Shares of three Big Tobacco companies — British American Tobacco, Philip Morris International and Altria — all moved to session highs on the news.
(Angelica LaVito. FDA seizes 'more than a thousand pages' of documents in surprise inspection of e-cigarette maker Juul. CNBC. October 3, 2018.)


いずれ電子タバコが紙巻きタバコを販売数や売上で凌ぐ時代が来るのでしょう。

引用した記事によると、抜き打ち査察のニュースを受けて、米国のタバコ会社のビッグスリーの株価が上昇したそうです。恐らくは、抜き打ち査察のニュースに、新興勢力の電子タバコに対する風向きが強くなったとの懸念が高まり、従来の紙巻きたばこ製造会社への投資が誘引された、というようなところでしょうか。

さて、記事文中で、


session high(s)


という表現が使われています。これまでお目にかかったことがなかったので取り上げたのですが、記事のコンテクストから言わんとするところはつまり株価が高値を付けた、ということだと思われます。

そもそも"session"というのは株式市場の取引が行われる時間帯のことを指しており、"morning session"は前場、"afternoon session"は後場、と訳されます。

"session high"について、Cambridgeのオンライン辞書では、


the highest price reached during a particular day of buying and selling on a stock market


と定義されており、特定の取引時間帯における最高値のことを言っているものと思われますが、日本語の適訳はいろいろ調べてみましたがよく分かっておりません。単に「高値」というだけかもしれません。

株式や証券に関する用語は日本語でも独特なものがあります。英語に関してはこれまでも経済用語というタグで取り上げたものがいくつかありますので参考にご覧ください。

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