最近30日間のアクセス数トップ3記事

2018年10月18日木曜日

hold one's feet to the fire

トルコのサウジアラビア領事館で、反体制派のジャーナリストが行方不明になっている事件がここのところトップニュースです。

領事館内で殺害されたとの見方があり、国際社会から非難を浴びています。


It is now clear the Trump administration will not be holding Saudi feet to the fire over the disappearance of the journalist Jamal Khashoggi. Instead, it’s looking to give them an off-ramp, a route to escape responsibility.

Having waffled between promising “severe punishment” for any official Saudi involvement and speculating about “rogue killers,” President Trump finally revealed his own mind on Tuesday: he compared the international pressure on Riyadh to the allegations of sexual assault against Judge Brett Kavanaugh ahead of his confirmation to the Supreme Court.
(Bobby Ghosh. Who Will Hold Saudi Feet to the Fire? Bloomberg. October 18, 2018.)


非難している筆頭には当然アメリカ大統領がいるのですが、サウジ政府に対して果たしてどの程度詰め寄ることができるのか、という懐疑的な見方もあるようです。

引用した記事のタイトルでは、


Who Will Hold Saudi Feet to the Fire?


とあり、本文でも、


holding Saudi feet to the fire over the disappearance of the journalist


と出てくるのですが、この"hold one's feet to the fire"という成句をご存知でしょうか?

辞書を引くと、「圧力をかける」(ランダムハウス英和辞書)という意味で載っていました。

この成句の成り立ちに興味が沸いてきますが、これといった確実な説明は見当たらず、足に火を近づける拷問としての意味合いから生まれたという説が有力のようです。

一方、この成句が使われるコンテクストとしては、義務や責任を負う立場の人間に対して、それら義務や責任を自覚させるべく圧力をかける、つまり忘れないように言い続ける、ということのようです。


0 件のコメント:

コメントを投稿