映画の興行収入を表現するのに、”box office sales”などという表現が使われるのはよくご存知だと思います。
例えば以下のような使われ方です。
NEW YORK – Michael Myers – or is it Jamie Lee Curtis? – can't be stopped. "Halloween" dominated the North American box office for the second straight weekend, carving up an estimated $32 million in ticket sales.
(Jake Coyle. 'Halloween' can't be killed: It's already the biggest film in the franchise's history. USA Today. October 29, 2018.)
ご存知のように、”box office”というのは映画のチケットを購入する券売所のことを指しているのですが、何故”box office”というのでしょうか?
私は漠然と、こういったイベントのチケット販売ブースが小さな仮設小屋のような建物になっているので、それを”box”と見立ててのことかと思っていました。
しかしながら、どうやら勘違いであったようです。
American Heritage Dictionaryの説明によると、
So named because it was originally an office for the booking of boxes in a theater.
ということで、”box”とは劇場などで少人数がまとまって座る区画、いわゆるマス席のようなものを指しています。
一方、”box”というのは来場者から入場料を徴収するために使われた「箱」のことを指していたという説もあるらしいのですが、こちらはいわゆるfolk etymology(民間語源)とされ、信憑性には欠けるようです。
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