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2021年8月18日水曜日

guru

パズルの数独の創始者として知られる鍛冶真起さんの訃報を昨日の朝刊で読みました。

世界各国でも"Sudoku"として知られていますが、米欧の主要メディアがこの訃報を伝えており、世界進出を果たした日本発のパズルの影響力を思い知りました。


TOKYO — Maki Kaji, the creator of the popular numbers puzzle Sudoku whose life's work was spreading the joy of puzzles, has died, his Japanese company said Tuesday. He was 69 and had bile duct cancer.

Known as the “Godfather of Sudoku,” Kaji created the puzzle to be easy for children and others who didn’t want to think too hard. Its name is made up of the Japanese characters for “number” and “single,” and players place the numbers 1 through 9 in rows, columns and blocks without repeating them.
(Sudoku maker Maki Kaji, who saw life's joy in puzzles, dies at 69. Associated Press. July 18, 2021.)


鍛冶氏はこのシンプルなパズルを世界に広めるため、敢えて日本国外では商標登録をしなかったそうです。お金目当てではない、純粋にパズルを解くことの喜びを伝えたいという熱意だったといいます。

主要メディアの記事の多くは、上記に引用したAPの記事なのですが、Daily Mailの記事はAPの記事にないエピソードなどがちりばめられており、最も興味深く読みました。


Number's up for the genius behind our national grid obsession: As Japanese Sudoku guru dies at 69, CHRISTOPHER STEVENS pays tribute to the man who popularised the infuriatingly addictive puzzle
(Christopher Stevens. Daily Mail. August 18, 2021.)


亡くなった鍛冶氏は、数独の"inventor"(発明者)と呼ばれるのを嫌い、"godfather"(名付け親)と呼ばれるのを好んで、名刺の肩書にもそう記載していたそうです。

一方、上記のDaily Mailの記事では"guru"と表現しています。

ヒンドゥー教の導師を意味する単語ですが、一般的には権威(者)と訳され、尊敬され、崇拝される対象といったニュアンスがあります。



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