The internet is blowing a collective gasket over a perplexing optical illusion that can purportedly only be solved by 1% of people.
(Ben Cost. Optical illusion eye test: Are you part of ‘one percent’ who can solve it? New York Post. April 12, 2022.)
この記事は偶々見つけたんですが、とあるクイズを巡ってネットが騒然としているという話です。(そのクイズ自体興味深いのですが、気になる方はこちらをご覧下さい。)
"blow a gasket"の意味は、
ひどく怒る、カンカンに怒る
だそうです。(クイズが解けなくて苛立っているという感じですかね。)
もう一つ引用します。
Nick Kyrgios has blown a gasket again, bowing out of a third successive US tournament in ugly meltdown mode.
(Nick Kyrgios blows up and bows out in Houston as umpire admits error. The Guardian. April 10, 2022.)
さて、そもそも"gasket"という単語自体に馴染みがありません。
"gasket"はカタカナでもガスケットと書くようですが、
シリンダー・管継手などの継目を埋めるために用いる繊維板・コルクなど
(研究社新英和大辞典)
のことを言うようです。
つまり、機械などで構造から気体、あるいは液体などが漏れ出さないようにするためのもので、画像検索ではリング状の留め具のような感じです。
そのような役割を持つ"gasket"を吹き飛ばしてしまう(blow)というのが"blow a gasket"の字義通りの意味となります。
このフレーズの由来に関する説明は見当たりませんが、抑えている怒りを爆発させる、溜まっている憤懣をぶちまける、というイメージでしょうか。
ちなみに"gasket"というスペルが"gas"(ガス)を想起させますが、気体のガスとは関係はなく、フランス語で細紐を意味するgarcetteが語源だそうです。"gasket"の別の意味には、船舶の帆布を繋ぎ止める小綱の意味があります。
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