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2022年4月27日水曜日

political bullhorn

かねてよりツイッター社の株を買い増ししていたテスラCEOのイーロン・マスク氏ですが、その後同社を買収をする意向を表明。

ツイッター社内には激震が走ったようですが、今日になって買収提案に合意、何と440億ドル(5.6兆円)という巨額の買収劇となりました。


Elon Musk has struck a $44 billion deal to buy the world’s most powerful political bullhorn. So will Musk let former President Donald Trump back on Twitter?

Musk has not said whether he would reinstate Trump. Twitter permanently banned Trump after the Jan. 6 Capitol riot, citing “the risk of further incitement of violence.” 

Trump, a likely 2024 presidential candidate, said Monday that he would not return to Twitter even under new ownership. Instead, he will formally join his own TRUTH Social app, he told Fox News.
(Will Elon Musk let Donald Trump back on Twitter? All signs point to yes. USA Today. April 26, 2022.)


非買収企業となったツイッター社の足掻きなのでしょうか、あるいは小生がここ数日、関連記事にアクセスしていたからでしょうか、SNSのタイムラインはマスク氏の買収提案に関するニュース記事のツイートばかりで辟易します。

上に引用した記事で、ツイッターのことを、


the world’s most powerful political bullhorn


と表現しているのを興味深く思いました。

"bullhorn"というのは拡声器、メガホン(megaphone)のことです。(因みに、拡声器が何故、雄牛(bull)の角(horn)なのか、調べてみたのですが、分からず仕舞いです。形が似ているようにも思われず。ご存知の方ありましたら教えて下さい。)

"Twitter"(鳥のさえずり)が"bullhorn"とは!

ツイッターは創業は2006年、140字以内で「つぶやき」を投稿できるという、マイクロブログとも呼ばれたウェブサービスでした。

それが今や、有名人や政治家、専門家が公式な意見表明をしたり、自らの信条を開陳する一大プラットフォームです。

小生は2009年にアカウント開設しましたが、当時は恐らくは物好きなユーザーに限られており、投稿内容もテキスト限定でした。今は画像は勿論、動画やライブ配信にも対応していることを考えると隔世の感があります。

世界中のユーザーが日々投稿するツイートは最早、「つぶやき」、「さえずり」(tweet)ではなく、拡声器よろしく大声での主張とも言えます。

マスク氏はツイッターにおける言論の自由を取り戻すと公言していますが、凍結されたトランプ前大統領のアカウントへの対応が注目されています。

トランプ氏のツイッターにおける言論活動はまさしく"political bullhorn"を体現したものでした。

マスク氏は買収を機に社名も変更してはどうでしょうか。


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