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2022年7月28日木曜日

fiefdom

唐突ですが、"fiefdom"という単語をご存知でしょうか?

ちょっと変わったスペルの単語、一見造語かと思いましたが、私は初めて見ました。きっかけは以下の記事です。


Whitefish, Montana, is known for fly fishing and hiking trails studded with yellow aspen trees. But after Silicon Valley billionaire Michael Goguen took up residence in the Rocky Mountain town several years ago, he transformed it into his private fiefdom: a dark banana republic where he allegedly controls local law enforcement — and a “harem” of young women.

The bombshell allegations, which also include claims of Goguen ordering his security chief to kill detractors, are contained in a lengthy civil complaint recently filed in United States District Court for the District of Montana.
(Isabel Vincent. Tech billionaire allegedly kept spreadsheet of 5,000 women he had sex with. New York Post. November 20, 2021.)


記事の内容は置くとして、"fiefdom"というのは領地という意味だそうです。辞書を引くと、"fief"という単語に同じとありますが、封建時代における封土を指し、君主が臣下に支配権を行使する権利を与えた場所のことを言うもののようです。

ところで、語源欄を見ると、"fiefdom"、"fief"は、"fee"という単語と関連しているとの記載があります。

"fee"というのは現代では料金とか手数料の意味で用いられますが、遡るとウシなどの家畜(livestock)を意味する古英語feohから来ているのだそうです。

封建時代の領土においては、家畜を飼育し、独自の支配権を確立していた訳で、領有、また領地の所有権という意味が"fee"に残っています。一方で、"fief"という単語にもなったという訳です。

"fee"という単語が料金や報酬といったお金の意味になるのは、家畜が財産と見做されていたことと関係があります。金銭の、という意味の形容詞"pecuniary"がラテン語で家畜を意味するpecusから来ているのと同じです。



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