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2022年7月27日水曜日

お祭り騒ぎ ー field day

記事の引用からどうぞ。


An event with Vice President Kamala Harris on Tuesday featured her and guests at the table introducing themselves with their names, pronouns, and descriptions of their clothing, drawing both mockery and defense from media members online.

Harris led a roundtable about the overturning of Roe v. Wade and its effects on disabled people. 

"Good afternoon. I want to welcome these leaders for coming in to have this very important discussion about some of the most pressing issues of our time. I am Kamala Harris, my pronouns are she and her. I am a woman sitting at the table wearing a blue suit," a masked Harris said while introducing herself.

(中略)

Conservatives who often mock liberals for embracing the idea of sharing their gender pronouns had a field day with the clip. It's common on Twitter to see progressives share their pronouns in their bios.
(David Rutz. Twitter blows up over Kamala Harris introducing herself with 'she/her' pronouns, description of her clothing. Fox News. July 26, 2022.)


少し長くなってしまいましたが、LGBTQ+の人達をサポートする民主党のトップたるもの、カマラ・ハリス副大統領はホワイトハウスでの一般国民との会合において模範を示したのでしょう。

自己紹介にあたり、名前に加えて自身の代名詞を添えたそうです。代名詞とはご存知の通り、"she/her"、"he/him"といったものですが、性自認が生物学的な性と一致しないトランスジェンダーの人にとっては、代名詞により性自認を明確化するということが当たり前のようになっており、それに倣ったものです。(以前取り上げた、"misgender"、"they"もご覧下さい。)

これに対して眉を顰めたくなるのは保守派です。ツイッター上ではハリス氏を揶揄する投稿でやんやのお祭り騒ぎのようです。

この「お祭り騒ぎ」に相当する英語表現として、"had a field day"という表現に着目してみましょう。

"field day"というのは直訳すると野外活動の日、あるいは運動会の日、という意味です。それは例えば小学生の子供にとっては、楽しい日です。

そこから、"field day"は(特定の人にとって)興奮する機会、胸躍らせるような時間、というような意味で使われるようになりました。

つまり、ハリス氏の一件は保守派がここぞとばかりに批判を展開する機会に、またその格好のネタになった、ということを言っているものです。


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