海の日の月曜日を含めた3連休が明けて気だるい火曜日スタートです。この週末はマレーシア航空機がウクライナで墜落したニュースで始まりました。民間機を親ロシア派勢力が撃墜した見方が支配的ですが、300人近い犠牲者はロシアにもウクライナにも関係のない無辜の人々であり、悲劇です。
A pro wrestling schtick invoked the tragedy of Malaysia Airlines Flight MH17, in a lead-balloon bit that stunned even WWE fans, who are used to these outrageous acts.
World Wrestling Entertainment grappler Alexander Rusev and his manager Lana, who play comically anti-American Russians, were predictably booed as they stepped into the ring Sunday night in Tampa.
Then moments before WWE's "Battleground" bout between Rusev and Jack Swagger, Lana — played by Florida-based actress Catherine Joe Perry — took the mic and told fans in her faux, over-the-top Russian accent: "You blame Russia for these recent current events?"
(David K. Li. WWE crowd stunned by tasteless MH17 schtick. New York Post. July 21, 2014.)
引用した記事はこの悲劇を茶化したようなプロレスの余興が批判されているという話です。
詳細はどうでもいいようなものですが、マレーシア機の墜落事故後にフロリダ州タンパで行われたプロレスの試合前の余興で不謹慎な演出があったことが批判を浴びている模様です。
今日取り上げる表現は、
lead-balloon
というものですが、この"lead"は“鉛”を意味する"lead"です。“リーダー”の"lead"ではありません(念の為・・・)。
"lead balloon"というのは俗語表現で、
失敗、不成功
を意味すると辞書に載っています。主にフレーズで
go over like a lead balloon
go down like a lead balloon
などというフレーズで用いられます。
文字通りに訳せば、“鉛の気球(あるいは、風船)”ということになりますが、鉛で出来ている物が浮かぶ訳は無く、沈むに決まっています。そういうことから、失敗、不成功を意味するのは想像がつきます。
ところでこのフレーズがあるバンドの名称と関連があることをご存知でしょうか?
そのバンドとは、“レッド・ツェッペリン”です。私はロックファンではありませんが、バンド名は聞いたことがあります。“レッド・ツェッペリン”の“レッド~”は、赤色の"red"だと勘違いしていたのですが、実は"lead"(鉛)の“レッド”だったとは知りませんでした。
尤も、“レッド・ツェッペリン”は、"Led Zepperin"と綴るそうですから、正確には"lead"ではありません。
"lead balloon"と“レッド・ツェッペリン”の意外なつながりはこのサイトに説明されています。
何でも、バンドの黎明期のメンバーがきっとうまく行かない、成功しない、という懸念を持っていたらしく、バンドはいずれ"go over like a lead balloon"の運命だろうと言ったそうなのですが、それが、"led zepperin"という名前になったということです。
"led"は“鉛”の意味の"lead"の発音を捉えたスペルであり、"zepperin"は飛行船、つまり"balloon"のことです。
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