誰だって日々を健康に過ごしたい、人生長生きしたいに決まっていますが、昨今の健康食ブーム(とでも言うのでしょうか)はやや誇大広告の向きがあるように感じます。
インターネットでウェブサイトを見ているとこれでもかというくらい、健康に良いという触れ込みの食品、ドリンク、サプリメントの類で溢れています。
例えば、ブルーベリーは視力回復になる、とか、ウコンで癌をやっつける、とかいった類のものです。最近では、キヌアとかアサイーなど、聞き慣れない食べ物が幅をきかせているようです。
このような現象は当然日本だけではないとは思っていましたが、英語ではこの類の食品を総称して、
superfood
というらしいです。
New superfoods seem to be discovered with increasing frequency but rather like Superman they tend to be a fantasy construct.
The label seems to attach itself to any foodstuff that is rich in a particular nutrient. Goji berries, an original superfood, have a lot of vitamin C, while the quinoa seed contains all nine essential amino acids.
Both quinoa and goji berries - and other prominent superfoods such as kale, acai berries, blueberries and green tea - also contain high levels of vitamins that act as antioxidants.
With this elevation in status often come wildly exaggerated claims that blockbuster nutrients will stave off ageing or prevent some as-yet-incurable disease like cancer. Who needs superpowers when you can eat superfoods?
(Nicky Phillips. Superfoods or superfrauds? Sydney Morning Herald. July 5, 2014.)
"super-"という形容(接頭辞)は分かりやすいですが、この"superfood"をたくさん食べたからといって癌がすぐに治る訳ではないことは常識を働かせれば分かることでしょう。
記事中にもありますが、"superfood"と何らかの健康上のベネフィットというものが提示されていたとしてもそれは単なる“関連性”(association)の話であって、“因果関係”(cause-and-effect)ではないことに注意すべきです。
2014年7月4日金曜日
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