USBドライブ、あるいはUSBメモリと呼ばれる小型の記憶装置があります。
手軽にデータを保存したり、コンピュータ間で移動させたりするのに便利なのですが、うっかり落としたりして失くしてしまうと個人情報が入っていた場合などには大変な騒ぎになるということで、最近は厄介払いされている感があります。
小生の勤務先でもUSBドライブの使用は禁止されており、業務で使うパソコンではそもそもUSBドライブを使ったデータの読み書きができないような設定が施されています。
そのUSBドライブのことを、
thumb drive
とも呼ぶとは今日まで知りませんでした。
Before Paul Whelan was detained in Moscow and accused of spying, he was given a thumb drive that he thought held photos of Russian churches but actually contained "state secrets," his lawyer said Tuesday. And Whelan didn't even look at the drive, according to the lawyer, because he was taken into custody immediately.
Whelan, 48, was detained Dec. 28 and is being held in Moscow's Lefortovo prison. He faces up to 20 years in prison if convicted of espionage.
(Laurel Wamsley. American Held In Russia Unwittingly Got Thumb Drive With State Secrets, Lawyer Says. NPR. January 22, 2019.)
知らなかったので、記事を読んで一瞬何のことかよく分からなかったのですが、確かに大抵のUSBメモリは親指大のサイズのものが多く、故に"thumb"(親指)のドライブとは言い得て妙だと思いました。
ところで、"Thumb Drive"の名称は実は商標のようです。シンガポールの会社が2000年に発売したUSBメモリにつけた商品名だそうです。
"flash drive"というのが一般的な呼称だと思われますが、この"thumb drive"もほとんど一般名詞化して、Merriam-Websterのエントリになっています。
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