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2021年3月3日水曜日

splinternet

World Wide Webという言葉はもはや死語になりつつあるのかもしれません。

CNNの記事から引用です。


Over the last year, the worldwide web has started to look less worldwide.

Europe is floating regulation that could impose temporary bans on US tech companies that violate its laws. The United States was on the verge of banning TikTok and WeChat, though the new Biden administration is rethinking that move. India, which did ban those two apps as well of dozens of others, is now at loggerheads with Twitter.

And this month, Facebook (FB) clashed with the Australian government over a proposed law that would require it to pay publishers. 

(中略)

But if such territorial agreements become more common, the globally-connected internet we know will become more like what some have dubbed the "splinternet," or a collection of different internets whose limits are determined by national or regional borders.
(Rishi Iyengar. The worldwide web as we know it may be ending. CNN. February 24, 2021.)


およそ四半世紀前(小生はまだ学生でした)、ウィンドウズ95が発売され、モデムのダイヤルアップ接続でインターネットサーフィン(既に死語ですが)が流行りましたが、そうしたことができるのはコンピュータに詳しい一部の人に限られていました。

この20年あまりでテクノロジーは大幅に進歩し、スマホの普及により、誰もがインターネットを利用できるようになり、日常生活のインフラともなりました。

しかしながら、国や地域毎に規制され、提供されるサービスの制限もある今日のインターネットは、もはや"World Wide (Web)"とは程遠いのではないか、とさえ言われています。

そこで出てきた造語が、


spilinternet


ということらしいですが、"splinter"(断片、破片)と"internet"の2語が結合したかばん語という説明は不要でしょう。

世の中にはディープウェブなどという怪しい世界もあるらしいですが、我々が世界中の情報にアクセスできると思っているインターネットの世界にしても、グーグルというひとつのサービスを通してアクセスできる一部にしか過ぎないのかもしれないと思うことがあります。



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