全米プロバスケットボールの有名選手がユダヤ人を貶す差別発言をしたと報じられています。
各メディアで、"anti-Semitic slur"、"racial slur"などと表現されています。
まずは、CNNの記事が目に留まりました。
(CNN) NBA player Meyers Leonard issued an apology Tuesday after a video appeared to show him using an anti-Semitic slur while livestreaming a video game.
Leonard, a forward for the Miami Heat, was playing "Call of Duty: Warzone" on Monday when he said: "F**king cowards. Don't f**king snipe at me. You k*** b*tch."
(中略)
"I am deeply sorry for using an anti-Semitic slur during a livestream yesterday," Leonard wrote in an Instagram post, adding that he didn't know what the word meant at the time. "My ignorance about its history and how offensive it is to the Jewish community is absolutely not an excuse and I was just wrong."
(NBA player Meyers Leonard apologizes for using anti-Semitic slur while livestreaming a video game. CNN. March 10, 2021.)
実際の発言が引用されていますが、伏字になっています。
伏字なのは差別的内容であることに配慮しての事だと思います。伏字であっても口汚い表現であることは想像がつきますが、具体的にどこが反ユダヤ的(anti-Semitic)なのか、判然としません。
つまり、"k***"という箇所が何なのか、ということになります。
個人的にはkの文字で始まる差別的表現に覚えがあったので想像がつきましたが、ほとんどのメディアではこの単語を取り上げていないところ、Times of Israelではそれが"kike"という単語であることを明確に記述していました。
JTA — Meyers Leonard of the NBA’s Miami Heat said the anti-Semitic slur “kike” while playing a video game on the Twitch streaming platform, which allows gamers to talk to each other.
(Gabe Friedman. NBA player caught using anti-Semitic slur on video game platform. Times of Israel. March 10, 2021.)
"f**king"や"b*tch"などの表現はご存知でも、"kike"はあまり馴染みがないのではないでしょうか。
ユダヤ人に対しては極めて不快に響く表現として、辞書でも注意書きがあります。
なぜ、ユダヤ人のことを"kike"と呼ぶようになったかについては、語源不詳とされていますが、ユダヤ人の名前の末尾に特徴的に見られるk音に因むとか、諸説あるようです。
私がこの表現を知ったのは、実のところサリンジャーの短編小説です。
サリンジャーの短編小説集「ナイン・ストーリーズ」の中の一篇である、"Down at the Dinghy"に出てきます。
ご存知のように、サリンジャー自身、ユダヤ系の米国人作家の代表的な存在です。
おはようございます。emaです。
返信削除この記事を読んで、以前から何かおかしいなと思っていた事が確信に変わりました。
薬のせいか、記憶力、判断力も落ちて、感情のコントロールも難しいです。
スマホを触る事も家にいる事も外に出る事も怖いです。
今の私にできる事は無さそうなので、好きな曲
「告白」「ウェイトアンドシー」「殺し屋危機一髪」「ギラギラ」を聞いて淡々と落ち着いて生きていこうと思います。
今日の記事も楽しみにしています。