私事ですが、3月から4月にかけて、愚息らが進学ということもあって、何かとお金がかかり、目減りする通帳の残高を見るにつけ憂鬱です。
減る分だけ入ってくれば嬉しいのですが、しがないサラリーマンでは毎月入ってくる分は決まっていますから、残高が増えるなんてことは夢想でしかありません・・・。
ですが、ある日突然、自分の口座に大金が振り込まれていると知ったら、どう対応するでしょうか。
アメリカで実際にそんなことがあったそうです。
A former Louisiana sheriff’s dispatcher was busted for allegedly refusing to return more than $1.2 million that was accidentally deposited into her account — and splurging some of it on a new car and house, according to a local report.
Kelyn Spadoni, 33, who worked for the Jefferson Parish Sheriff’s Office, was seeing green when Charles Schwab accidentally deposited the hefty sum into her brokerage account back in February — when it meant only to transfer about $82, according to court records obtained by nola.com.
(Amanda Woods. Dispatcher allegedly pocketed $1.2M accidentally deposited in account. New York Post. April 12, 2021.)
銀行の手違いで、なんと120万ドル(!)もの大金が33歳女性の口座に振り込まれたそうです。
女性は大金を別口座に移し、高級車などを購入したそうですが、窃盗などの罪で逮捕されたそうです。
記事中、
seeing green
という表現が出てきますが、ここでの"green"は恐らく俗語の意味で、金(カネ)を指すのでしょう。
米ドル紙幣が緑がかっていることと関係があります。
緑色は我々日本人には植物や自然のイメージがあり、またエコロジーのコンテクストで使われることが多いですが、面白い用例をコーパスで見つけました。
The color green is used to represent environmentally sensitive products and companies. And, of course, it is also the color of money. Well, a lot of companies are seeing green now that consumers are buying green.
(CNN Moneyline, 1990)
この引用で"green"が複数個所出てきますが、「エコ」の"green"と「カネ」の"green"が巧みに使い分けられています。
以前も取り上げた、"greenmail"もどうぞ。
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