好き嫌いは人それぞれでしょうが、最も不人気なファーストフードチェーンはどこか?
世界各国の不人気投票(!?)みたいな調査を実施した結果があるそうで、つられて記事にアクセスしました。
世界各国の不人気投票(!?)みたいな調査を実施した結果があるそうで、つられて記事にアクセスしました。
SNSの投稿内容を分析した結果をまとめたものだそうです。
The team at RAVE Reviews, a product review platform, decided to use Tweets about the most popular fast-food chains around the world to find out how they stack up against each other in terms of their online reputation. They used language analysis tool SentiStrength to examine over a million tweets and composed a list of the most hated fast-food chains in the world, based on negative sentiments consumers have expressed about them.
(中略)
According to their analysis, McDonald's, Subway, Starbucks, and Wendy's were all found to be the most hated fast-food chain in several countries. But none of them hold a candle to KFC, which was the most hated brand in as many as 14 countries, and took the cake as the #1 most hated fast-food brand in the world.
(Mura Dominko. This Is the Most Hated Fast-Food Chain In the World, New Data Shows. Yahoo! News. September 24, 2021.)
その結果ですが、不人気の1番に躍り出たのはKFCだそうです。マクドナルドやサブウェイを抑えて!?
ファーストフードチェーンをほとんど利用しませんので、へぇ~というくらいの感想しかありませんが、本題に入ります。
none of them hold a candle to KFC, which was the most hated brand
というくだりに注目しましょう。
ここで、"them"は先行するファーストフードチェーン(マクドナルドやサブウェイ、等々)を指すのですが、"hold a candle"というフレーズが今日取り上げる表現となります。
このフレーズを知らなかったのですが、"hold a candle to (a person)"という成句として辞書にも載っているようです。
文字通りには、(人のために)明かりを取る、ということですが、これはその人のための助けとなるように立ち回る、ということです。
このフレーズが否定文のコンテクストで用いられることで、(人の)助けにならない、即ち、役に立たない、ということで、最終的には、比較にもならない、という意味で用いられるフレーズとなります。
なぜそのような意味に発展するのか、については、Phrase Finderのサイトによる解説が分かりやすいです。
Apprentices used to be expected to hold the candle so that more experienced workmen were able to see what they were doing. Someone unable even to do that would be of low status indeed.
(phrases.co.ukのサイトより引用)
明かりを取って手助けするというのは、サポート的な立場の人間がすることで、自分よりも上の立場にある人、優れた相手に対して助力するという前提です。
その「明り取り」すら満足にできない、ということは、立場的には相当程度劣っている、ということになる訳です。
足元にも及ばない、全く相手にならない、比較にもならない、という訳語が充てられることが多いようです。
KFCには不名誉なことですが、不人気という点ではマクドナルドもサブウェイも及ばない、というのが引用箇所の意味するところでした。
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