記事の引用からどうぞ。
Metro is digging deeper into its pocketbook in an effort to hire more bus drivers.
As with many other employers, the transit agency has been facing a staffing shortage during the pandemic, so Metro is offering up to $2,500 in incentives to fill nearly 70 positions.
“Metrobus is essential to the economic well-being of the region, connecting people to jobs, hospitals, stores and other activities. None of this would be possible without our bus operators,” Metro General Manager and CEO Paul Wiedefeld said in a statement Tuesday.
(Jack Pointer. Metro bucks up with incentives to attract new bus drivers. WTOP. February 1, 2022.)
ワシントンDCではバスの運転手不足が深刻だそうですが、契約時にボーナスを支給するなど、あの手この手で採用を促進しているそうです。
記事のタイトルで、
Metro bucks up with incentives to attract new bus drivers
とありますが、"buck up"という表現を取り上げたいと思います。"back up"(バックアップ)ではありません、念の為。
ここでの"buck up"の意味は、励ます、とか元気づける、といったものになります。
辞書を引けば、"buck"に多数のエントリがあります。ランダムハウス英和では10以上ありました。
"buck"の名詞の意味としては、まず、雄ジカ(また、ヒツジ、ヤギなどの雄)というものがあります。
以前取り上げた、"pass the buck"、"the buck stops at…"などのフレーズに見られる"buck"とは、雄ジカの角から作ったナイフなどの手工品を指すものです。
一方、"buck up"についてですが、カタカナのバックアップ("back up")と意味合いも近いので混同しそうですが、この動詞としての意味は男(性)を意味する"buck"から来ているとOnline Etymology Dictionaryにありました。
インディアン(native Americans)のことを、"buckskin"(シカの皮)で作った服を着ていたことから"buckskin"と呼んでいたそうです。"buckskin"は"buck"と短縮化し、一般化して、「男」になったそうです。
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