記事の引用をお読み下さい。
OTTAWA (Reuters) - Canadian Prime Minister Justin Trudeau on Wednesday said he took responsibility for the findings of an ethics report that found he improperly acted to influence a corporate legal case, but he refused to apologize and said he acted to defend Canadian jobs.
“I take full responsibility. The buck stops with the prime minister,” Trudeau told reporters in Niagara-on-the-Lake, Ontario, adding: “I cannot apologize for standing up for Canadian jobs.”
(Trudeau reacts to ethics report, says he cannot apologize for standing up for Canadian jobs. Reuters. August 15, 2019.)
カナダのトルドー首相が、自身に向けられた疑惑に関して、いわゆる第三者委員会のような立場からの報告書が公表されたことを受けてコメントした内容を取り上げた記事です。
背景はよく分かりませんが、国内の建設会社の汚職を巡って司法判断に影響を及ぼすような政治介入を行ったということのようです。
首相のコメントに、
The buck stops with the prime minister
という部分があります。直前で、"take full responsibility"と言っているので、報告書の内容を認めたものと思われます。
この"the buck stops..."というのはいわゆる成句であり、"the buck"とはいわゆる「責任」のことであると辞書に載っています。
以前にも、"pass the buck"という表現を取り上げたことがありますが、この"buck"というのは鹿の角を柄の部分に使ったナイフのことで、ポーカーゲームでは親となるプレーヤーの前にこれを置いたそうです。
そのことから、"the buck stops..."は親の役目が(自分自身に)留まること、つまり他人には回さない、という意味で用いられ、責任を負うという意味になったようです。
研究社大英和によると、"The buck stops here."というのはアメリカ第33代大統領のトルーマン大統領が自身のモットーとして用いていたことで有名だそうです。
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