British Prime Minister Boris Johnson survived a no-confidence vote Monday that could have ousted him from power as discontent with his rule grows amid a fight for his political life.
Conservative members of parliament voted 211-148 in favor of letting Johnson stay in power during a secret ballot in Westminster.
In an interview with Sky News, Johnson called the vote a "decisive result," despite the fact that 40% of members of his own party split from him.
(Louis Casiano.British Prime Minister Boris Johnson survives a no-confidence vote, calls win 'decisive'. Fox News. June 6, 2022.)
パンデミック下の外出制限を発動しておきながら首相官邸でパーティに興じるという不適切な行動に批判が高まっていました。そこへ最近の物価高なども相俟って、身内の保守党内からも辞任を求める声があがっていたようです。
さて、今日の1語は記事本文からではなく、写真からなのですが、ジョンソン首相辞任を求めるデモ参加者のプラカードに、
Boris. Putting the Blight into Blighty.
とあったのが目に留まった次第です。
"blight"は植物が枯れる病気のことで、荒廃、衰退という意味があります。
一方の"blighty"は韻を踏んでいるようですが、英国(イングランド)のことを意味するそうで、これは知りませんでした。
ボリス(ジョンソン氏)は英国に荒廃をもたらす元凶であるから辞めさせるべき、というところでしょうか。
"blighty"というのは、英軍人が祖国であるイギリスを愛着を込めて呼ぶ際の表現だそうで、第一次大戦の頃よく使われていたそうです。
語源はヒンディー語にあるそうで、英国のインド統治時代の名残りかと思われます。
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