エリザベス女王の在位70年を祝賀する式典がバッキンガム宮殿で華やかに執り行われました。
The Queen beamed as she made an appearance on the Buckingham Palace balcony as part of the Trooping the Colour ceremony, marking the first day of her Platinum Jubilee celebrations.
The Queen, who turned 96 in April, dressed up for the important royal occasion in a pastel blue outfit, which featured white embroidered detailing.
(Lauren Clark. The meaning behind the Queen's Trooping the Colour balcony appearance brooch. Yahoo Life UK. June 2, 2022.)
御年96歳になられた女王とロイヤルファミリーの様子を伝える記事がトップで報じられています。
また、多くの記事では、
the Trooping the Colour
というセレモニーの様子を撮影した動画を見ることができます。
この"the Trooping the Colour"というセレモニーですが、日本語では、
軍旗敬礼式
(研究社英和大辞典)
などと訳されています。
軍隊、騎兵中隊を意味する"troop"ですが、動詞として、軍隊を行進させる、という意味があります。尤も、動詞として用いられるのは、"troop the colour(s)"という言い回しに限られるそうで、英国国王(女王)の誕生日の恒例行事として、軍旗を部隊の前をゆっくりと行進させることを指します。
ところで、"colour"(color)についてですが、言うまでもなく、色、カラーのことです。
ところが、"troop the colour(s)"における"colour"には、国旗、軍旗という意味があるのです。不勉強にして知りませんでした。
お手持ちの英和辞典を引いていただければ必ず載っていると思いますが、色彩や顔色といった、よく知っている意味に続いて、載っていると思います。
"color"はこれらの基本的な意味に加えて、"distinctive mark of identification"、即ち特定のグループや団体のアイデンティティーとなる色や記章、制服などを指す意味で用いられるようになり、さらに軍旗や国旗などの意味でも使われるようになったそうです。
従って、"the Queen's colour"は英国国旗を意味し、"salute the colors"とは国旗に敬礼する、という意味になります。
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