ヨガに因んで、ということでもないかも知れませんが、片足でバランスをとって立つことができるかどうかで、余命が違うという報告があるという記事を読みました。
(CNN) An inability to stand on one leg for 10 seconds in later life is linked to nearly double the risk of death from any cause within the next decade, according to a new study.
The simple balance test may be useful to include in routine physical exams for people in middle and old age, the research, which was published Tuesday in the British Journal of Sports Medicine, suggested.
(Katie Hunt. Wobbly on one leg? Ability to balance is linked to a longer life, study finds. CNN. June 21, 2022.)
51〜75歳を対象にした研究において、10秒間片足立ちが出来ない人の死亡割合は、できる人に対して統計的に有意に高いという結果が得られたそうです。
バランスを保持する能力が長生きの秘訣、という訳です。
というわけで、今日の1語は"balance"なんですが、特に難解でも、珍しくもないこの単語の語源が興味深いので取り上げました。
お手持ちの辞書にも載っていると思いますが、"balance"という単語はラテン語から来ていて、2枚のお皿、という意味なんですね。
ラテン語で、bilanxというのが語源ですが、bi-は2つを意味する接頭辞としても馴染みがあるかと思います。
lanxはお皿のこと、特に物の重さを測るためのお皿で、天秤がイメージされます。
"balance"という単語が元々測量のためのスケール(はかり)を意味するものであったことを考えると納得の行くところです。
バランスを取る、平衡を取る、という動詞の意味の"balance"はその後発展したものだそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿