ウィリアムズ王子とキャサリン妃の間に生まれた女の子がここ最近の話題のトップをさらっていました。プリンセスの名前がどうなるかに注目が集まっていたところですが程なくして、Charlotte(シャーロット)という名前が発表されました。
ところが、イギリス王室の女児、王位継承第4位の人物と同じ名前が、日本の動物園のサルに付けられたということが一部から猛烈な批判を浴びました。国内ニュースで見たのですが、まさか海外でも報じられているとは思いませんでした。
TOKYO (AP) — A monkey born in a Japanese zoo will keep its name Charlotte, after all.
Oita city officials settled a dayslong national debate over whether calling the monkey Charlotte offends its British royal namesake.
The officials say they will stick to their first choice because there was no protest from Britain's royal family.
The name flap began Wednesday when the popular Takasakiyama Natural Zoological Garden named a newborn macaque Charlotte, which was the favorite in a public ballot. Immediately after the decision was announced, the zoo was flooded with protests from some Japanese saying it was disrespectful to British royals.
(No offense to royals: Japanese city says baby monkey can keep name Charlotte. US News & World Report. May 8, 2015.)
大分の高崎山のサルにも時期を同じくしてオメデタがあったそうです。名前の公募でトップだったのが“シャーロット”だったそうです。
"name flap"という表現に着目したいと思います。訳すならば、
お名前騒動
とでもなりましょうか。
"flap"とはパタパタと音を立てるような構造のもの(垂れたものや蓋など)を指しますが、俗語の意味に、スキャンダル、騒動、などの意味があるそうです。
パニック状態、混乱状態との意味もある"flap"は、戦争(第二次世界大戦)時に生まれた俗語表現とされているようです。戦時に国旗がはためいている様から来ているとの説明がありました。(Oxford Dictionary of Euphemisms)
イギリス王室は、動物園のサルに"Charlotte"という命名がされたことについては“気にしない”として、反発する様子ではないということです。まぁ、当たり前のことでしょう。
2015年5月11日月曜日
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