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2019年8月23日金曜日

マレー語特集(5) ― camphor

マレー語特集、5日目です。

今日の単語は、


camphor


です。

日本語でもカタカナで、カンフル、と言います。辞書を改めて引いて知ったのですが、日本語としては、


樟脳(ショウノウ)


といいます。

Merriam-Webster Dictionaryの定義では、


a white substance with a strong smell that is used in medicine and to keep insects away


となっており、白色の、強い芳香を持つ物質で、医療用、虫除けに用いられるとあります。

つまり、タンスに入れるアレのことですね!

その"camphor"ですが、マレー語のkapurに由来しており、これはcamphor tree、東アジアでは樟脳が得られるクスノキのことだそうです。アラビア語、ラテン語、フランス語を経て、英語に入ってきたとの説明が語源解説に見えます。

ところで、「カンフル」と聞くと、強い刺激を与える注射剤というようなイメージがあります。

例えば日本語では、景気浮揚のためのカンフル剤、みたいなコンテクストで使われるのを見ることがあります。

今回"camphor"という単語を改めてチェックして、強い芳香というのが恐らく刺激を連想させるものなのかくらいに思ったのですが、どうやらカンフルはかつて強心剤としての用途もあったらしく、そのことから、「駄目になりかけた物事を復活させるために使用される手段」を比喩的にカンフル剤と例える用法が生まれたようです。(ウィキペディアによる。)

「カンフル」にまつわる、日本語の用法の意外な由来でした。

ちなみにコーパスなどを検索してみたのですが、英語の"camphor"にはそのような意味合い(つまり「刺激策」のような意味合い)での用例は存在しないようなので、日本語特有の言い回しと思われます。


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