欧米の自動車についているナンバープレート(ライセンスプレート)のことを、
vanity plate
と呼ぶことについては以前取り上げました。
ナンバープレートについては日本でも語呂合わせや好みの数字列を好むドライバーが多いですが、欧米では数字とアルファベットの組み合わせのため、より語呂合わせのバリエーションが豊富です。
前回取り上げた記事もそうだったのですが、この語呂合わせは問題になることが多いようです。
Parent: "Go now, you may not get the chance later."
At least for one New Hampshire woman, that was pretty much the ongoing conversation she had with her four kids ... so much that she made it her vanity license plate for 15 years.
Wendy Auger is proud of her "PB4WEGO" plate and told CNN she's never had any issues with it. Until now.
New Hampshire asked Auger, in a letter she received August 16, to surrender her plate because it includes a phrase relating to "sexual or excretory acts or functions," said Auger.
(Alisha Ebrahimiji. A mom with a license plate that reads 'PB4WEGO' wins a battle with the state to keep it. CNN. August 29, 2019.)
ドライバーである4児の母親の自家用車のプレートは、
PB4WEGO
というものだそうですが、これにライセンスプレートを管理する行政側が不適切なナンバーだという理由で返還を求めたそうです。
どういう点で不適切なのか、については、
sexual or excretory acts or functions
である、ということなのですが、果てさてどういう訳でそう解釈されるのか、英語国民でない我々にはやや判じ物の部類に入りますね。
記事の冒頭を読むと想像がつくのですが、4児の母親である女性が子供を車に乗せる前にちゃんとトイレに行ったかを確認するということを考え合わせると、"PB4WEGO"は恐らくは、
Pee Before We Go
を文字(と数字)に写したものと想像します。
"P"の部分について、"pee"というのは"piss"が約まったもので、幼児語の部類に入ります。
ところで、"piss"を改めて辞書でチェックしたのですが、この単語が俗ラテン語由来とは少し驚きでした。
しかも、擬声語だということで、さらにびっくりです。
15年間に渡りこのナンバープレートをつけている女性は行政の返還要求に反発したそうですが、最終的には州知事の肝いりもあって、返還義務は免れたとのことです。
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