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2019年9月20日金曜日

cut the mustard

昨日は、"pass muster"という表現を取り上げましたが、似たような表現で、


cut the mustard


という表現があるということを偶然に知りました。

きっかけは、"pass muster"という表現をMerriam-Websterのオンライン辞書で調べていて、出くわしたのです。

興味深い記事ですので、こちらを読んでみてください。

さて、"cut the mustard"は"pass muster"に言い回しも似ていますが、意味も似通っていて、


(選手、芸能人などが)期待通り(以上)の成績をあげる
(研究社新英和大辞典)


という意味だそうです。

Collins-Cobuild Dictionary of Idiomsにも載っているのですが、"not cut the mustard"というエントリで、つまり否定のコンテクストで使われる前提でした。

つまり、期待に沿わない、というような意味になります。


If you say that someone doesn’t cut the mustard, you mean that their work or performance is not as good as it should be.


例文です。(同じく、Collins-Cobuild Dictionary of Idiomsから。この例文は肯定の意味合いで使われています。)


The first backstage reports are that Sarah is okay. She has great presence and can really cut the mustard.


"Pass muster"との混同によるものか、"pass the mustard"やら、"cut the muster"といった表現も実例として存在するなどしているそうですが、正しくは"cut the mustard"ということです。

なお、この表現の由来については諸説あるそうですが、はっきりしたことは分かっておらず、語源不詳とされています。

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