ニューヨークの食肉卸業者が、安い肉に高級肉を偽るラベルを貼って販売し、違法に利益を上げていた疑いで訴えられたそうです。
いわゆる景品表示法違反とかいう類の犯罪になるのだろうと思われますが、スーパーで輸入肉なのに黒毛和牛のラベルを貼って騙されていたと思うと当然腹が立ちます。
Two Brooklyn meat wholesalers peddled bootleg beef to unsuspecting New Yorkers for years — slapping cheaper grades of meat with phony USDA stamps to pack in the profit, according to feds.
Howard Mora, 67, and Alan Buxbaum, 65, are on the block for allegedly loading up on “Choice”-grade beef and selling it as superior “Prime”-grade meat while at the helm of A. Stein Meat Products between 2011 and 2014.
The duo — whose business was once featured on CNBC reality show “The Profit” — ordered their employees to systematically slice the “Choice” stamps off of their stock, and re-stamp them with counterfeit “Prime,” prosecutors said.
(Beef sellers used fake USDA stamps on low-quality cuts: feds. New York Post. September 24, 2019.)
引用した記事の中で、名前も明記されている2人の容疑者らについて、
are on the block for allegedly loading up on “Choice”-grade beef and selling it as superior “Prime”-grade meat
というくだりがあります。
ここでの、"on the block"というフレーズがどのような意味なのか判然とせず、辞書を引きました。
多くの辞書で、"on the block"は、「売りに出されて」、とか「競売にかけられて」という意味が載っていますが、どうもこの記事のコンテクストではそぐわない感じがします。
色々検索していますと、どうやらこのフレーズは、
on the block for...
と捉え、前置詞for以下が原因や理由を示すものと解釈するのが適当のように思われました。
そして、このフレーズは、
put one's head on the block
から来ているらしいことが分かります。その意味合いは、
to risk a bad thing happening to you by doing something or helping someone
(Cambridge Dictionary Online)
ということで、自らの行いのために報いを受ける、というような意味だと思われます。
文字通りにはブロックの上に頭を置く、ということになるのですが、ここで"block"とは首を刎ねるために台として使われたものだということです。
少し前、「怖い絵」のテーマでも取り上げられて有名になった、ポール・ドラローシュ作の「レディ・ジェーン・グレイの処刑」の絵を思い出しました。
2019年9月25日水曜日
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