ロックドイン・シンドローム(locked-in syndrome)という言葉をご存知でしょうか?
日本語では、「閉じ込め症候群」、「かぎしめ症候群」、また「施錠症候群」などとも呼ばれています。
A bricklayer paralysed by a rare condition after an accident at work aims to inspire other sufferers with a book about his miraculous recovery.
Peter Coghlan, then 34, was left with locked-in syndrome after smashing his head into a concrete slab when he stood up in a tunnel.
Damage to his brain stem meant that although conscious, he could not speak or move apart from tiny eyelid flutters.
At his lowest ebb in hospital, Peter came to the grim realisation he could be a human vegetable for the rest of his life.
(Stephen White. Incredible recovery of locked-in syndrome victim who asked mum to kill him. Mirror. August 29, 2019.)
上記に引用した記事は頭部に外傷を負ったことが原因で"locked-in syndrome"となり、絶望の淵にいたれんが職人の男性が奇跡的な生還を果たしたという話です。
インターネットの脳科学辞典によると、
脳底動脈閉塞による脳梗塞などで、主に脳幹の橋腹側部が広範囲に障害されることによっておこる。眼球運動とまばたき以外のすべての随意運動が障害されるが、感覚は正常で意識は清明である。単に意思表示の方法が欠如した状態であり、ほとんど完全に「鍵をかけられた状態」であることからこの命名がされている。
という解説がありました。
医学的な別名は、
psuedocoma
とも言うようですが、pseudo-(偽の)、coma(昏睡状態)、ということで、偽昏睡という訳語が付いています。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿