アメリカ・カリフォルニア州在住の2歳の女の子は最年少のメンサ会員として知られるそうです。
メンサというのは高いIQを持った人のみが会員になれる団体で、IQで上位2%であることが資格だそうです。
2歳の女の子のIQ値は何と146(!)ということで、米国人平均の100をずば抜けて上回っています。
いわゆる、天才少女(whiz kid)という訳です。
The youngest American member of the high IQ society Mensa is a 2-year-old whiz kid with a genius-level score of 146, according to a report.
Kashe Quest, of Los Angeles, Calif, began learning to read at 1.5 years old, speaks Spanish and can identify all 50 states on a map, her mom, Sukhjit Athwal, told KTTV in a segment that aired Tuesday.
(中略)
The pint-sized prodigy can also count to 100, knows sign language and can identify elements on the periodic table by their symbols, she said.
(Natalie O'Neill. America’s youngest Mensa member is a 2-year-old with a 146 IQ. New York Post. May 26, 2021.)
ところで、引用した記事の後段に出てくる、"pint-sized"という形容がピンと来なかったので取り上げました。(IQが低いワタシ!?)
"pint"と聞くと、ビールをまず思い出すのですが、パイントは体積の単位です。
従って、"pint-sized"は1パイントのサイズということになるのですが、ここでは、
小さい、小型の
という意味になるのでした。
特に、人、子供に対して、小さい、ちび、というような形容で使われるものです。
ちなみに、"half-pint"というまた別の単語がありますが、こちらも「ちび」、背が低い、とか、平均(並み)以下、というような意味で使われます。
なぜ、1パイントは小さいのか、また平均以下なのか、そもそもパイントを日常的に経験しない我々日本人には分かりにくいものがあります。
辞書を引けば、1パイントは8分の1ガロン、と載っていますが、そもそもこの「ガロン」(gallon)という単位にもなじみがなく、ポンド・ヤードの英米とメートル法の感覚差に付き纏われることになります。
1パイント、8分の1ガロンは大体460ミリリットルくらいになるのですが、ビールならそのくらいの量で十分なワタクシには、"pint"が並以下となる感覚はよく理解できません。(ちなみに、ガロンという単位自体アメリカとイギリスで定義が異なるため、上記は米国標準ガロンでの話で、英国標準ガロンんだと約560ミリリットルとなります。)
そもそも巨体の英米人と小柄な日本人は食べる量も飲む量も相対的に違ってくるわけで、向こうの物差しで平均以下とされてしまうのは仕方のないことかもしれません。
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