英語に見られる音便のはなしも5日目を迎えました。
感の良い読者の皆さんは、今日の単語"pumpkin"のスペルを見て、どこが音便の影響を受けているか直ぐにお判りでしょう(笑)
そう、ご想像の通り、-m- の文字は音便という、発音上の都合で挿入された文字なんですね。これまで見てきた単語と同じく、鼻音化の影響を受けています。
"pumpkin"は遡ると、ラテン語でpepo(トウナスの意)、ギリシャ語ではpopon、これは何とメロンの意味だそうです。
カボチャとメロンは全く違うものですが、ギリシャ語の動詞pepteinには熟する、また料理するという意味があり、ギリシャ語のpoponは、太陽によって(育てられて)熟した果実、という意味であり、熟して初めて食べることができる果実という意味では、カボチャもメロンも同じだったのかもしれません。
今週は英語に見られる音便を特集しました。他にも多数の例はありますが、音便のはなしは今日で一旦終わります。
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